「金持ち父さん貧乏父さん」【ざっくり3分まとめ】
「金持ち父さん貧乏父さん」は、全世界51ヶ国語に翻訳され、109ヶ国で読まれ続けているベストセラー。 お金に関する本としては定番中の定番と言っても良い一冊です。
物語では、主人公の父親である高学歴なのに収入が少ない「貧乏父さん」と、親友の父親で13歳で学校を中退しながら億万長者になった「金持ち父さん」という真逆の二人のタイプの人物が登場。そして主に主人公が「金持ち父さん」から教えてもらったことを紹介する形でストーリーが展開していきます。
そして、その両者の考え方の違いが、「金持ち」と「貧乏」を生み出しているということがわかる内容となっています。
お金持ちになりたければ……
「金持ち父さん」の教えとして、まず第一に「お金についてもっと学ばなければならない」ということが繰り返し強調されます。 確かに、私たちは「お金」について学ぶ機会が少ないかもしれません。 特に、実際のお金持ちの考え方を学ぶ機会などはほとんど無いはずです。
お金持ちになる人は、ちゃんとお金について学んでいるからお金持ちになる……。
いたって当たり前のことですが、私たちはその機会がないから、なかなかお金持ちになれないのかもしれません。 この本では、そんな学ぶことの少ないお金持ちの教えについて学ぶことができる点が特に貴重です。ここでは、その本の内容を元に「金持ち父さんの教え」についてまとめていきます。
金持ち父さんの六つの教え
本書の中で、金持ち父さんは6つの教えを授けてくれます。次のようなものです。
第一の教え:金持ちはお金の為に働かない
第二の教え:お金の流れの読み方を学ぶ
第三の教え:自分のビジネスを持つ
第四の教え:会社を作って節税する
第五の教え:金持ちはお金を作り出す
第六の教え:お金の為ではなく学ぶ為に働く
以下でさらに詳しくみていきましょう。
第一の教え:金持ちはお金の為に働かない
貧乏人とお金持ちの大きな違いはコレです。
- 中流以下の人間はお金の為に働く。
- 金持ちは自分の為にお金を働かせる。
大切なことは、感情に支配されず、自分の頭で物事を考えること。頭を使ってお金を生み出すのです。
ラットレースとは、お金がないのが怖いから必死で働き、給料をもらうと欲張り心から支出が増えるパターン。このパターンから抜け出さなければお金持ちにはなれない。
多くの人は、このラットレースから抜け出すことができず、お金持ちになることができない。
第二の教え:お金の流れの読み方を学ぶ
学び続ければどんどん裕福になっていく。お金があれば全て解決すると思っている人は苦労する。 頭脳の乏しい人のお金はすぐになくなる。お金について知らなければ、お金は出て行くばかり。
資産と負債の違いを理解しなければならない。 金持ちは資産を買うが、貧乏人の家計は支出ばかり。中流の人間は資産だと思って負債を買う。
第三の教え:自分のビジネスを持つ
多くの人がいつもお金に苦労している直接の原因はたいていの場合、一生他人の為に働いていることにある。
本当の資産とは、自分がいなくても収入を生み出すビジネス。自分のポケットにお金を入れてくれるもの。例えば次のようなもの。
①自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス(会社の所有)
②株
③債権
④投資信託
⑤収入を生む不動産
⑥手形、借用証書
⑦音楽、書籍などの著作権、特許権
⑧その他、価値あるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など
ただし、本当の資産は自分が一番好きな分野のものにすべき。 なぜなら「好きでなかったら、きちんと世話できないから」 (実際に著者ロバート・キヨサキも、建物や土地が好きなので不動産投資で富を築いている)
第四の教え:会社を作って節税する
会社に雇われている人は、稼いだ収入から税金を引かれ、残ったお金で生活をやりくりする。一方「会社」は収入を得たら、そこから経費を差し引いて、残ったお金に税金が課せられる。
これが金持ちが利用する最大の合法的な税金の抜け道の一つ。
第五の教え:金持ちはお金を作り出す
たいていの人はお金に関する訓練を受けていない為、目の前のチャンスを見逃してしまう。
お金に関する私の哲学の基本は、資産欄に種をまくこと。育たない種もあるが、いくつかの種は大きく育つ。
第六の教え:お金の為ではなく学ぶ為に働く
まず与えて次にもらう。もらうためには与えなければならない。 たとえ失敗しても、それが自分をより強く賢くしてくれる。
まとめ
最初に書いたように、「金持ち父さん貧乏父さん」は金持ちになりたいと考える人にとっては必読の書といっても良いくらい定番の一冊です。まずはこの本を読んで金持ちになるための根本的な考え方を学ばなければ、実際にお金持ちになることはできないでしょう。
そのくらい重要なことが書かれているので、お金持ちを目指す人はぜひ一度読んでみてください。この本がそのための第一歩となるでしょう。
自分がいつまでも貧乏な生活(本書ではラットレースと呼ばれる)から抜け出せないのはなぜなのか?も理解できるようになるはずです。
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