借金生活脱出への道 なかなか完済できない理由
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なかなか完済できない理由

キャッシングをしている方の中には、もう何年も返済を続けているという人も多いのではないでしょうか。
借入残高が膨らんでくると、返しても返してもなかなか完済にはいたりません。

「もう何年も返済を続けているのになかなか完済できない」
「いったいいつになったら完済できるのか見当もつかない」
といった声も良く耳にします。

そこには私たち利用者が気づいていない罠が潜んでいたのです。今回は「キャッシングしている人たちがなかなか完済できない理由」のひとつである「リボルビング払い」について見ていきたいと思います。

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毎月の負担を軽くするリボ払いの罠

さっそくですが、例として「100万円を年利15%でキャッシングして、毎月2万円のリボルビング払いで返済していくケース」を見てみましょう。

下記にズラーっと数字が並んだ表がありますが、これは100万円のリボ払い完済までの返済内訳です。
左から「返済回数」「毎月の返済額」「毎月の返済額のうち元金と利息にどれだけ充当されているか(両方足すと毎月の返済額)」「借入残高」の順に並んでいます。
(記事のつづきは下記↓↓↓)

100万円(年利15%)毎月2万円のリボ払いの例
回数 返済額 元金+利息 残高
20,000 7,500+12,500 992,500
20,000 7,594+12,406 984,906
20,000 7,689+12,311 977,218
20,000 7,785+12,215 969,433
20,000 7,882+12,118 961,551
20,000 7,981+12,019 953,570
20,000 8,080+11,920 945,490
20,000 8,181+11,819 937,308
20,000 8,284+11,716 929,025
10 20,000 8,387+11,613 920,638
11 20,000 8,492+11,508 912,145
12 20,000 8,598+11,402 903,547
13 20,000 8,706+11,294 894,842
14 20,000 8,814+11,186 886,027
15 20,000 8,925+11,075 877,102
16 20,000 9,036+10,964 868,066
17 20,000 9,149+10,851 858,917
18 20,000 9,264+10,736 849,654
19 20,000 9,379+10,621 840,274
20 20,000 9,497+10,503 830,778
21 20,000 9,615+10,385 821,162
22 20,000 9,735+10,265 811,427
23 20,000 9,857+10,143 801,570
24 20,000 9,980+10,020 791,589
25 20,000 10,105+9,895 781,484
26 20,000 10,231+9,769 771,253
27 20,000 10,359+9,641 760,893
28 20,000 10,489+9,511 750,405
29 20,000 10,620+9,380 739,785
30 20,000 10,753+9,247 729,032
31 20,000 10,887+9,113 718,145
32 20,000 11,023+8,977 707,122
33 20,000 11,161+8,839 695,961
34 20,000 11,300+8,700 684,660
35 20,000 11,442+8,558 673,218
36 20,000 11,585+8,415 661,634
37 20,000 11,730+8,270 649,904
38 20,000 11,876+8,124 638,028
39 20,000 12,025+7,975 626,003
40 20,000 12,175+7,825 613,828
41 20,000 12,327+7,673 601,501
42 20,000 12,481+7,519 589,020
43 20,000 12,637+7,363 576,383
44 20,000 12,795+7,205 563,587
45 20,000 12,955+7,045 550,632
46 20,000 13,117+6,883 537,515
47 20,000 13,281+6,719 524,234
48 20,000 13,447+6,553 510,787
49 20,000 13,615+6,385 497,172
50 20,000 13,785+6,215 483,387
51 20,000 13,958+6,042 469,429
52 20,000 14,132+5,868 455,297
53 20,000 14,309+5,691 440,988
54 20,000 14,488+5,512 426,500
55 20,000 14,669+5,331 411,832
56 20,000 14,852+5,148 396,979
57 20,000 15,038+4,962 381,942
58 20,000 15,226+4,774 366,716
59 20,000 15,416+4,584 351,300
60 20,000 15,609+4,391 335,691
61 20,000 15,801+4,196 319,887
62 20,000 16,001+3,999 303,886
63 20,000 16,201+3,799 287,684
64 20,000 16,404+3,596 271,281
65 20,000 16,609+3,391 254,672
66 20,000 16,817+3,183 237,855
67 20,000 17,027+2,973 220,828
68 20,000 17,240+2,760 203,588
69 20,000 17,455+2,545 186,133
70 20,000 17,673+2,327 168,460
71 20,000 17,894+2,106 150,566
72 20,000 18,118+1,882 132,448
73 20,000 18,344+1,656 114,103
74 20,000 18,574+1,426 95,530
75 20,000 18,806+1,194 76,724
76 20,000 19,041+959 57,683
77 20,000 19,279+721 38,404
78 20,000 19,520+480 18,884
79 20,000 18,884+236 0
       


結局100万円借りて、総返済額は157万9,120円(うち利息579,120円)、完済までの期間は約6年半(79か月)を費やすことになりました。

借りたのは100万円なのに、総額160万円近く支払ったわけです。期間も完済まで6年半かかっています。

毎月2万円ずつの返済しているわけですから、50回目の返済で合計100万円支払ったことになります。
仮に利息がゼロであれば、この時点で借りた額は返しているわけですが、実際は50回目の返済終了時点で、まだ借入残高が48万円以上あります。

「えー!!!まだ約半分!」

と思ったかもしれませんが、これがリボ払いの怖さです。

例えば1回目の返済額20,000円の内訳をみると、元金7,500円分と利息分12,500円となっています。
つまり、返済した20,000円のうち12,500円分は利息の返済で消えており、元金は7,500円分しか減っていません。
ですから、100万円の借入残高に対して20,000円支払ったのに、借入残高は7,500円減の992,500円にしかならないのです。

返済例イメージ

これが何を表すかというと、リボ払いで毎月の返済が少ないと気持ち的には楽ですが、元金があまり減らないので利息ばかりを払うことになり結果的に総返済額が膨らんでしまうということです。

毎回の返済額を少なくできるのが「リボ払い」のメリットですが、その裏に思わぬ落とし穴が潜んでいるんですね。

毎月の返済額を増やしてみると……

では、今回のケース(100万円のリボ払い)で毎月の返済額を4万円にしたらどうなるでしょうか?

総返済額は約121万円、完済までの期間は約2年半(31か月)となり、返済額も期間も大幅に減りました。

毎月の返済額2万円と4万円の総支払額の差は36万円(約157万-121万円)、完済までの期間は48か月も違います
100万円に対しての総支払額が36万円も違うんですね。

驚きの結果です!

これは毎月の返済額の中で元金に充当される金額が増えるため、無駄な利息を支払わなくて済むためにこのようなことになるわけです。

ごちゃごちゃと数字の具体例を挙げて説明してきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
(数字ばかりで分かりずからかったかもしれませんが・・・。)
結論として、ここで強調しておきたいことは、「毎月の負担が少ないリボ払い」というのは、一見利用者にとって優しいことのように見えますが、そのマイナス面にもしっかりと注意をする必要があるということです。

「リボ払いなら毎月の負担が少なくて済みます。」という貸し手側の甘い誘いに簡単に乗せられてはいけません。
「毎月の負担が少なくて済みます。」の後に「その代りトータルの支払額が大幅に増えますけど。」という言葉があると思ってください。

つまり、リボ払いで毎月の返済額を抑えることは、クレジットカード会社や消費者金融など貸し手側にとっては最も儲かる仕組みであり、利用者にとっては最もトータルの負担が大きくなる仕組みだということです。

できるだけ負担を減らすには

さて、ではこの「リボ払いの罠」にはまらずに、できるだけ負担を減らすにはどうすればいいのでしょう?

それは「毎月の負担をできるだけ重くすること」です。
つまり、「毎月の負担を軽くする代わりにトータルの負担を重くするか」、「毎月の負担を重くする代わりにトータルの負担を軽くするか」の二者択一を迫られているわけです。

毎月の負担ORトータルの負担

先ほどの例では、100万円の借り入れに対して、毎月2万円支払うのと4万円支払うのでは、トータルの支払額に36万円もの差が出ました。

毎月の負担を増やすと今苦しいけれどトータルでの負担は軽くて済みますが、毎月の負担を減らすと今は楽だけれどトータルでは負担が増えてしまいます。
悩ましいですが、これが実体です。

毎月の返済額を増やすということがどれだけ大変なことかも理解していますし、「そもそも無いものは払えない」という声も聞こえてくる気がしますが、「リボルビング払い」というものは「毎月の支払額を抑えれば抑えるほどトータルの支払額は芋づる式に増えていく」ものだということを理解しておいてください。

以上、「リボ払いによってなかなか完済できない理由」について解説してきましたが、結局は月々の返済額を増やしていくことが、結果的に完済への最も容易な道だとご理解いただけたでしょうか。
これを踏まえて、少しでも余裕が出たらすかさず返済していくように心掛けていきましょう。

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