借金のストレスは〇〇と同じレベル

借金がある人は、精神的に大きなストレスを抱えています。

ある心理学者によると、「１００万円以上の借金は、近親者の死と同レベルのストレスを感じる」のだそうです。借金はそれだけ大きな大きなストレスになるのです。

借金があることで、常にお金のことや次の返済日のことが頭から離れず、人生を楽しむことができなくなってしまう人は少なくありません。それは、借金という大きな荷物をいつも肩に担いで生活しているようなものです。

借金で人生を踏み外す人もいる

借金を抱えている人の中には、それを理由に法を犯すようなことをする人もいます。 多くの犯罪の背景にはお金が絡んでいることはよく知られています。

人は、お金のためだったら悪いことだってすることがあるのです。

もちろん、本当はお金より大切なことがたくさんあります。

自分の命、自分の人生、大切な人との人間関係などです。こうしたことを借金によって失ってしまうのは、非常に残念なことです。

時に借金というものは、人から冷静な判断力を奪い、破滅的な道へと進ませてしまいます。

しかし、よく考えてみれば日本で消費者金融を利用している人は、１０００万人以上いると言われています。

この数字には、住宅ローンやオートローンは含まれていません。カードローンやキャッシングの利用者だけで、これほどの人数になります。

借金で苦しんでいるのは自分だけではないということです。ほとんどの人たちは、借金があっても普通に暮らしています。

私たちは、借金についてもっとドライに考えて良いのだと思います。

お金を借りるのも、お金を預けるのも、単なる金融機関との取引の一つです。

私たちが自分のお金を銀行に預けても、銀行はそれを単なる数字としか見ていません。「ありがとうございます。このご恩は一生忘れません」などとは決して言いません。

同じように、私たちも金融機関からお金を借りるときは単なる数字として借りれば良いのです。「助かりました。必ずお返しします」などと必要以上の恩を感じる必要はないのです。

金融機関は、ビジネスとしてお金を貸しているに過ぎませんし、お金を儲けるために貸しているのです。

ですから、お金を借りたことで引け目を感じているとしたらそれは間違いです。お金を借りることは後ろめたい行為ではありません。

当然、金融機関は貸し倒れが出ることは想定の範囲内です。ビジネスとしてやっていますから。事前に審査をしても、返せなくなる人は一定数いる。だからこそ、高い金利を設定しているのです。もちろんそれは、貸し倒れが出ても痛くもかゆくもないレベルの金利です。

つまり、金融機関はたとえあなたの返済が滞っても、なんとも思いません。貸し倒れの数字が増えただけです。

むしろ、返せない人に貸す方が悪いとすら言えます。したがって、もしあなたが自身の借金を返済できなくても、それによって自分が落伍者だなどと思う必要はありません。

一つのビジネスに失敗しただけ……です。それも、半分は金融機関側の責任です。

借金のストレスは大きく、「１００万円以上の借金は、近親者の死と同レベルのストレスを感じる」と言われます。

しかし、借金している人は日本に1000万人もいるし、金融機関との間でビジネスをしているだけ。それほど深刻に考える必要はありません。仮に返せなくても犯罪者になるわけではないのです。

必要以上に借金にストレスを感じる必要はありません。借金はもっとドライに考えていきましょう。

それがここで言いたいことです。