もう存在しない会社ばかり!2007年の消費者金融融資残高ランキング
消費者金融業界が激変する直前の融資残高ランキングです。この後この中の多くの会社が倒産・撤退していくことになります。
2007年融資残高ランキング
順位 | 会社名 | 融資残高 |
1 | アコム | 1,494,399 |
2 | 武富士 | 1,431,848 |
3 | アイフル | 1,298,611 |
4 | プロミス | 1,193,876 |
5 | CFJ(ディック、アイクなど) | 1,000,000 |
6 | GEコンシューマー・ファイナンス(レイク) | 700,000 |
7 | 三洋信販(ポケットバンク) | 390,420 |
8 | オリックスクレジット | 350,000 |
9 | モビット | 237,824 |
10 | シンキ(ノーローン) | 176,427 |
11 | 三和ファイナンス | 150,000 |
12 | アットローン | 136,970 |
13 | アエル | 130,000 |
14 | セゾンファンデックス | 119,000 |
15 | クオークローン | 117,962 |
16 | クレディア | 101,877 |
17 | 楽天クレジット | 91,100 |
18 | エイワ | 84,716 |
19 | DCキャッシュワン | 82,698 |
20 | ワイド | 80,953 |
21 | GMOネットカード | 80,321 |
22 | 丸和商事 | 59,135 |
23 | ゼロファースト | 59,120 |
24 | しんわ | 58,674 |
25 | トライト | 54,674 |
26 | キャスコ | 45,532 |
27 | ステーションファイナンス | 38,212 |
28 | 日本プラム | 30,409 |
29 | ワールド | 26,856 |
30 | 新洋信販 | 26,501 |
※融資残高は100万円。
もはや存在していない会社ばかり・・・
このランキングは2007年のものであり、当時は利息返還請求の急増、改正貸金業法などを巡って消費者金融業界が大荒れの状況でした。
このあたりを境に多くの消費者金融が廃業に追い込まれていきます。
この中で現在も存続しているのは、アコム、アイフル、プロミス、オリックスクレジット、モビット、シンキ(2016年に新生パーソナルローン株式会社に社名変更)の6社だけだと思われます。
業界上位30社のうち、その後数年間で生き残ったのはたった6社だったということになりますね。
この後数年でどれだけ業界に激震が走ったのかがわかります。
当時を振り返って
それにしても懐かしい顔ぶれです。当サイトは2002年から運営していますから、この当時もキャッシング比較サイトとしてこれらの消費者金融を掲載していました。
従ってこのランキングを見ると色々なことが思い出されます。
ランキング5位のCFJはネットでの集客に積極的な会社でしたし、逆に武富士はネットでの集客に消極的で最後の方でやっと乗り出してきた印象があります。
他には、8位のオリックスクレジット、9位のモビット、12位のアットローンあたりもネットでの集客に積極的だった印象があります。
また、16位のクレディア、27位のステーションファイナンスはネットに力を入れようと頑張ったもののうまくいかなかったというイメージがあります。
18位のエイワ、24位のしんわ、25位のトライト、26位キャスコあたりは、一時期当サイトでも少し広告を掲載した記憶がありますが、広告費の支払いに関して信頼できない相手だった記憶があります。
この辺りには企業体質が現れますから、信頼感のなかった会社は結局全て倒産しました。
また、当時はテレビコマーシャルも競い合うように流していましたから消費者金融のCMが話題になることも多々ありました。
たとえば、チワワのCMで話題になったアイフル、武富士ダンサーズが踊りまくるCMが話題になった武富士、サッカーのドイツ代表オリバーカーンが出演していたシンキ(ノーローン)のCMも一時期注目を集めました。
こうして改めて過去を振り返ってみると時代は流れているんだということを実感します。
たまにはこんなのもいいですね。