クレディア
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クレディア、破産までの歩み

東証1部上場の消費者金融中堅「株式会社クレディア(本社・静岡市)」経営破たんまでの道のり。

東証1部上場に

1950年3月個人創業から始まり、1990年4月、株式会社クレディアに商号変更。

順調に業績を伸ばし、1995年11月、店頭市場(現・JASDAQ)に株式公開、1997年9月東証2部に、1999年9月には東証1部に指定替えされた。

2005年12月には、大手クレジットカード会社の(株)ジェーシービーとの間で資本・業務提携し、ジェーシービーが筆頭株主となる。
2006年、ジェーシービーグループのローンカード(「JCB first loan+」「JCB Business loan」「LINDA.f」)事業へ与信ノウハウを提供。

消費者ローン(69%)、信用保証事業(11%)、不動産担保貸付(5%)、ビジネスローン(4%)、その他(11%)を行い、ピーク時の2003年3月期には営業収益259億1900万円をあげていた。

倒産までの道のり

しかし、2007年3月期ではグレーゾーン金利の廃止による出資法の上限金利引下げ、いわゆる改正「貸金業法」による利息返還請求に備え、約269億1500万円の引当金を計上したことにより213億4100万円の大幅赤字となった。

経営立て直しのため、営業店舗の全廃・早期希望退職実施による人員削減、グループ会社の清算などに取り組むほか、従来の消費者ローン主体の事業モデルから保証業務と商工ローンが主体の事業モデル転換を進めた。
また、スポンサーの支援等を募るための交渉を進めていたが、最終的な合意には至らなかった。
そのため自主再建を断念、民事再生手続を申し立てることになった。

同社の石尾頼央社長は、自主再建を断念した理由として「貸付金の総量規制導入や上限金利の引き下げ、さらに過払い利息返還の三重苦」を挙げた。

2007年1月31日、事業者及び法人向けの専門店舗3ヶ店を除き、消費者ローンを取り扱う全有人店舗及び無人店舗をすべて閉鎖。
2007年9月14日、民事再生法適用を申請。負債総額は巨額な757億円。10月15日付けで上場廃止。
2012年4月24日、株式会社フロックスに吸収合併される。
2015年5月頃、貸金業を廃業。


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