運転免許証なくてもお金を借りることはできる?
本人確認の書類としては運転免許証が主流
キャッシングやカードローンを初めて申し込む際には審査が行われますが、その審査に当たっては本人確認の書類が必要になります。他人になりすましてキャッシングされては困りますから当然ですね。
この本人確認の書類として最も利用されているのが運転免許証です。
これはキャッシングに限らず多くの場合がそうだと思います。スーパーやデパートの会員になる時、レンタカーを借りる時、DVDを借りる時、漫画喫茶を利用する時・・・。多くの場合に身分証明書として運転免許証の提示が求められます。
さて、それでは運転免許証がないとお金を借りることはできないのでしょうか?
運転免許証を持っている人は提示しなければならない
まず確認しておきたいのは、貸金業法の改正で、運転免許証を取得している人がキャッシングしようとする場合は、運転免許証の番号の登録が義務化されているということです。
貸金業者が信用情報機関に提供を義務付られている個人信用情報の一つに「運転免許証の番号(本人が交付を受けている場合)」(貸金業法41条の35第1項第1号)というのがあります。したがって、運転免許証保有者なのになんらかの理由で運転免許証番号を提示できなかった場合、キャッシングの契約ができないという事になる可能性があります。
本当は運転免許証を持っているのに、それを提示せずにお金を借りようとしている時点で、相手からすれば「怪しい……」と考えるのが当然です。
運転免許証を持っていない人が利用できる本人確認書類
もちろん当たり前ですが、運転免許証の交付を受けていない場合、運転免許証の提示は不可能ですから、上記で記した「運転免許証の番号の提出義務」はありません。
では、運転免許証がないとキャッシングできないのかというとそんなことはありません。
何か別の本人確認書類を提出すればキャッシング等の利用は可能です。
運転免許証がない場合の本人確認書類としては、通常「健康保険証」か「パスポート」が認められています。
住民基本台帳カードや住民票などでもOKとしているところもありますが、その他の身分証明書、たとえば「社員証」や「学生証」などは認められないと考えておいた方が良いでしょう(偽造や捏造が容易なため)。
(「キャッシング審査で必要になる本人確認書類と収入証明書はこれだ!」も参考に)
提出できる証明書がない場合は?
上記のような身分証明書がない場合、キャッシングやカードローンに申し込んでも審査に通る可能性は極めて低いと言わざるをえません。
通常は何かしらの身分証明書は持っているのが普通だと考えますから、それを提出できないということであれば、それだけ信用度も低く、業者側にとってはリスクが高いということになるからです。
ちなみに、最近ではキャッシングもネット申込が普通ですから、身分証明書などの提出は携帯で写真を撮ってメールなどで送ったり、コピーをFAXをしたりすることになります。
したがって、中には偽造した身分証明書を提出するケースもあるようですが、これはもちろん「文書偽造」などの罪になってしまいますからやめましょう(当たり前ですが・・・)。
まとめ
運転免許証がなくても、「健康保険証」や「パスポート」があれば、お金を借りることはできる。しかし、適切な身分証明書を提示できなければ、まっとうな業者からはお金を借りることができない。
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