倒産(姿を消した)した消費者金融一覧
一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いのあった消費者金融ですが、今では姿を消した消費者金融は数おおくあります。
ここでは、時代の流れの中で姿を消していった消費者金融にスポットを当ててみましょう。
- 武富士
- ディック
- ライブドアクレジット
- 三和ファイナンス
- 三洋信販「ポケットバンク」
- クレディア
- アイク
- ユニマットレディス
- アエル
- プリーバ
- キャッシュワン
- アットローン
- イコール・クレジット
- ステーションファイナンス「スタッフィ」
- NISグループ(旧ニッシン)
- GMOネットカード
武富士
1996年に創業し、1998年には東証1部に上場するなど、消費者金融業界のトップに君臨した武富士。
しかし、経営体質などへの批判が強まる中、2003年の「ジャーナリスト盗聴事件」による創業者逮捕をきっかけに急速に失速。2010年倒産。
→さらに詳しく「倒産した武富士、それまでの歩みとその後」
ディック
一時は業界第5位の大手消費者金融だったディック。
親会社のサブプライム問題などで一気に事業縮小に追い込まれました。
→さらに詳しく「業界第5位のディック、廃業までの歩み」
ライブドアクレジット
2004年にロイヤル信販株式会社をライブドアが子会社化することで誕生したライブドアクレジット。
これにより当時破竹の勢いであったライブドアはITから貸金業への進出も果たした。萌えキャラを押し出す商品など独自性はあったものの時代の流れとともに破産しました。
→さらに詳しく「時代に翻弄されたライブドアクレジット、破産までの歩み」
三和ファイナンス
豆のキャラクターを起用した積極的な広告宣伝などで消費者金融準大手にまで拡大した三和ファイナンス。
その後過払い請求の支払い拒否など問題を起こしながら破産しました。
→さらに詳しく「三和ファイナンス、破産までの歩み」
三洋信販「ポケットバンク」
有名タレントなどを起用した広告でポケットバンクを全国で積極的に展開した三洋信販。
東証一部上場も果たすも、その後プロミスに吸収合併され解散。
→さらに詳しく「三洋信販「ポケットバンク」、解散までの歩み」
クレディア
1950年3月個人創業から始まり、東証1部上場まで果たした消費者金融中堅のクレディア(本社・静岡市)。
貸付金の総量規制導入や上限金利の引き下げ、さらに過払い利息返還の三重苦を乗り越えられず経営破たん。
→さらに詳しく「クレディア、倒産までの歩み」
アイク
業界第5位の大手消費者金融グループのブランドとしてディックなどとともに全国展開したアイク。
その後、親会社のサブプライム問題などで一気に事業縮小に追い込まれました。
→さらに詳しく「アイク、廃業までの歩み」
ユニマットレディス
ユニマットレディスは女性専用キャッシングとして最盛期には業界第5位の大手消費者金融グループのブランドとしてディックなどとともに全国展開。
その後、親会社のサブプライム問題などで一気に事業縮小、最終的にはディックに統合する形で消滅。
→さらに詳しく「ユニマットレディス、消滅までの歩み」
アエル
アエルはもともと山一物産、日立信販から名前を変えながら業界10位前後にまで成長した中堅消費者金融。
グループ会社だったナイス(消費者金融)を吸収するも最終的に倒産。
→さらに詳しく「アエル、倒産までの歩み」
プリーバ
プリーバはネットに特化したキャッシングとして2000年に営業開始。他社より低い金利などで人気を得るも消費者金融業界の環境変化の中でトラストフィナンシャルサービスに吸収合併され消滅。
→さらに詳しく「プリーバ、消滅までの歩み」
キャッシュワン
キャッシュワンは、銀行系消費者金融会社として誕生。
東京三菱キャッシュワン、DCキャッシュワンと名前を変えながらも安心感と低金利で人気を得たものの、2009年5月1日にアコムに吸収合併されて解散。
→さらに詳しく「キャッシュワン、解散までの歩み」
アットローン
アットローンは、三井住友銀行グループのパーソナルローン会社(消費者金融会社)で、プロミスの連結子会社だった。
銀行系の消費者金融会社の先駆者として人気を得たが、業界の環境が激変する中、2011年4月にプロミスに吸収合併され消滅。
→さらに詳しく「アットローン、消滅までの歩み」
イコール・クレジット
SBIイコールクレジットは、 2004年にSBIホールディングスがイコール・クレジット株式会社を子会社化し設立。
しかし、2008年11月、新規顧客向け貸付を停止。その後、グループ会社である「住信SBIネット銀行に対する保証業務を開始。2010年1月にSBIカードと合併し、消滅しました。
→さらに詳しく「イコール・クレジット、消滅までの歩み」
ステーションファイナンス「スタッフィ」
ステーションファイナンス「スタッフィ」は、 2002年5月に大新クレジットビューローが阪急電鉄に買収されて誕生。
鉄道会社が消費者金融子会社を持つということで注目を浴びた。
2009年に買収されJトラストフィナンシャルサービスへ商号変更され、その後解散消滅。
→さらに詳しく「ステーションファイナンス「スタッフィ」、消滅までの歩み」
NISグループ(旧ニッシン)
1960年に愛媛の松山市で創業したNISグループは、愛媛と東京に拠点を置いた消費者金融兼事業者向けの総合金融サービス事業者。東証一部への上場も果たし事業の幅も広げていた。
しかし、貸金業法の改正による金利の引き下げや過払い金請求の増加により業績が悪化。
2010年に貸金業廃止、2012年に経営破綻。
→さらに詳しく「NISグループ(旧ニッシン)、倒産までの歩み」
GMOネットカード
GMOネットカードの前身は1971年に創業されたオリエント信販。女性専用キャッシングを展開していたが2005年にGMOが買収。GMOネットカード株式会社へ商号変更。
その後、ネットキャッシングを展開するものの、2007年にGMOがローン事業から撤退。その後ネットカードに商号変更し貸金業は廃業。
→さらに詳しく「GMOネットカード、廃業までの歩み」