アエル
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アエル、倒産までの歩み

アエルはもともと山一物産、日立信販から名前を変えながら業界10位前後にまで成長した中堅消費者金融だった。グループ会社だったナイス(消費者金融)を吸収するも最終的に倒産。

商号変更を繰り返しながら事業拡大

アエルは1969年に設立された消費者金融業者。もともとは山一物産株式会社という名前で創業され、その後日立信販株式会社に商号変更し事業を拡大。

ただし、「山一物産」「日立信販」という社名を名乗っていたが、山一証券や日立グループとは一切無関係だったため提訴され、2001年に商号をアエルに変更した。

最高裁判決確定まで「ローンズ日立」の名前を使い続けたり、自動契約機に「ひタッチくん」とネーミングし、社名変更後もそのままの名称を使用し続けるなど、信頼感を得るために大手の名前を利用する手法に固執していた感があります。

ピーク時には、サラ金(消費者金融)の上位10社にランクされていたこともあり、1998年3月期は営業収益611億円をあげていた。
2007年度では店舗数約240店舗(うち無人店110店)、貸出残高は1000億円程度で業界13位。

倒産までの道のり

1999年、メインバンクであった東京相和銀行が破たん、主要借入先の東邦生命も経営破たん。
このため資金調達が厳しくなったうえに信用不安が広がるなか、営業貸付金が伸び悩み、2003年9月に負債820億円を抱え関連会社(株)ナイスと共に会社更生手続きを適用。

2003年11月、ローンスターグループ傘下となる。
その後、2005年にはアエル・ナイスの両ブランドをアエルに一本化。

2006年7月27日に関東財務局から、貸金業規制法違反により約250ヶ所ある支店や事務所に対し、同年8月21日から3~26日間の全店業務停止命令を受けている。

2006年12月に成立した改正貸金業法の施行により、融資希望者に対する貸し付け基準の厳格化や、顧客から過払金返還請求訴訟が続き、資金繰りが悪化したことで事業継続が困難となり、2008年3月24日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、2008年8月29日をもって全有人店舗が閉鎖された。
倒産時の店舗数は無人店舗107店を含む全国293店舗だった。


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