自己破産
自己破産とは
自己破産とは、消費者金融などからの借金が膨れ上がり、返済が困難になった債務者が、自らの収入による借金の返済が著しく困難であることを裁判所に認めてもらい、高価な財産を処分する代わりに、法的に借金をなくしてもらう手続きのことです。
自己破産は、多重債務で苦しむ人を助けるために作られた制度であり、自分が保有している資産の全てを失くす代わりに全ての債務が帳消しにされます。
まさに全てを清算してゼロからもう一度やり直すための制度でであり、多重債務に苦しむ人を救済し、人生の再出発を図れるように作られた制度です。
利用条件
自己破産を選択するには、現在の収入・財産によっては、将来借金を返済することが著しく困難である状況でなくてはいけません。
一般的には、現在の借り入れ総額を36で割った金額が毎月の返済可能額を上回っている状態のことを指します。
自己破産のメリット
- 債務が0円になり、一切返済する義務がなくなる
- 自己破産後の収入は自由に使える
- 周囲に知られることはまずない
自己破産のデメリット
- クレジット・ローンの利用が制限される(5〜7年間)
- 不動産や株式などの財産は処分される
- 7年間は再び面積をうけられない
自己破産者の平均負債額
参考までに、下記は2011年の自己破産者の負債額の割合ですが、その半数以上が負債額500万円未満であり、負債額100万円未満も約5%含まれるなど、少ない負債額でも支払い不能となるケースが増えていることがうかがえます。
100万円未満 4.54%
100〜200万円 14.99%
200〜300万円 16.45%
300〜400万円 9.89%
400〜500万円 6.32%
500〜600万円 5.02%
600〜700万円 3.00%
700〜1000万円 5.02%
1000〜5000万円 25.45%
5000万円〜1億円 4.78%
1億円以上 3.89%